1999年04月号:波多 利朗のFunky Goods
祝! 連載5周年記念企画
帰ってきたPoqet PC Poqet PC Plusの逆襲!



 波多 利朗の Funky Goods連載再開の第17回目。1994年4月号より「Funky Goods in 秋葉原」のタイトルで始まった本連載も今回で5周年となった。その記念企画と称して、正統派謎パ~機のPoqet PC Plusを紹介することにした。前フリ無しで10ページという久々に充実した内容である。

 筆者がこのパームトップPCを知ったのは、知る人ぞ知るアメリカの通販ショップ「カリフォルニア・デジタル」のHPであった。中古品とは言え何と99ドルで販売されていたのを見て思わず購入してしまったのである。

 このマシンは、Poqet PC Classicの後継機種という位置付けではあるが、サイズ的に一回り大きくなっており無骨な印象である。デザインも全体が濃い茶色で、黒い筐体に赤いストライプをあしらったPoqet PC Classicのような遊び心は感じられない。

 とは言え、性能的にはPoqet PC Classicを遥かに凌いでおり、特に液晶画面は非常に視認性が良くバックライトまで付いている。Poqet PC Classicの反応が遅く表面がテカテカと光って見辛かった液晶画面とは大違いである。また20MBまでのフラッシュメモリーカードに対応しているためプログラムのインストールの自由度も高い。日本語環境の構築もスムーズに行うことが可能で、謎パ~機としては大変素性の良いマシンと言える。CPUにV30を搭載しているため、FEPにWX2+を利用できるのも好印象だった。




(補記)
 連載5周年記念企画は、次回以降も続く予定で準備をしていた。本稿文末では、DATAHAND SYSTEM社のエルゴノミックキーボード「DATAHAND Keyboard Personal Edition」を紹介する旨が予告されており、原稿の準備も着々と進んでいた。ところが校正原稿のチェックを行っている最中の4月2日に、あろうことかラッセル社出版が倒産してしまったのである。これはまさに青天の霹靂とでも言うべき突発事態だった。レイアウトが出来上がっていた筆者記事のデジタル版下は、破産管財人の管理下に置かれ、ついに日の目を見ることはなかった。筆者手元のテキスト原稿と掲載予定の写真データに基づく「再現記事」は、本コーナーに「波多 利朗の Funky Goods 幻の最終回」として掲載されている。