1999年02月号:波多 利朗のFunky Goods
ATARI Portfolioを取り巻く怪しいグッズ達



 波多 利朗の Funky Goods連載再開の第15回目。1月発売の本号だが、原稿は年末進行モードで12月中旬には仕上げなくてはならない。本業が忙しい中での執筆でもあり三回続けてATARI Portfolioネタで凌いでしまった。

 前回、前々回で紹介した、パームトップPC用のZIPドライブ接続ドライバソフトを販売しているドイツの通販サイトは、ATARI Portfolio用の様々な怪しいグッズも扱っている。本稿では、それらの中から厳選した二つの「変態グッズ」を紹介した。

 一つ目は、Portfolioのメモリーカードスロットに1MBのPCMCIA Type I SRAMカードを装着する「PCMCIA Adaptor」である。当然のことながらPCMCIAのカードはPortfolioのメモリースロットには収まらないので、いわば「外付け」のカードという状態となってしまう。とは言え、サードパーティー製の特注メモリーカードよりも安価なPCMCIAのSRAMカードが利用できるというメリットは大きかった。

 二つ目は、Portfolioの内蔵メモリのデータをSmart Parallel Interface経由でカセットテープにバックアップする「Port-Walk」である。パソコン黎明期にはBASICプログラムなどをカセットテープに保存したものだが、それと同じことをPortfolioで行うという怪しさ満点の愛すべきグッズである。

 これらのグッズを見ていると、ATARI Portfolioというマシンが発売後十年を経過してもなおヨーロッパのマニア達に愛されていたことが良く判る。古いものを大切に使うという彼の地の文化風土が感じられて興味深い。




(補記)
 年末進行の副作用で本稿には校正ミスが発生している。(写真11)に上記の「PCMCIA Adaptor」を掲載するつもりだったのだが、誤ってサードパーティー製のPortfolio用メモリーカードの写真を載せてしまったのだ。忙しくて校正原稿にしっかりと目を通していなかったのだろう。読者諸氏に伏してお詫び申し上げる。