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ホンダ BEAT は、1991年 5月15日にデビューした軽自動車の異色スポーツカー であり、1996年 2月に生産が打ち切られるまで、総計33,637台が製造された。 BEAT は、ミッドシップ・2シーター・フルオープンという、現在でも珍しいボ ディ形式を採用し、「走る」ことだけを目的として作られた車である。ボディ サイズは、3295 × 1395 × 1175 mm と、極めてコンパクトであり、エンジン には、E07A 型と呼ばれる3気筒 SOHC 12 バルブを採用、64 ps / 8100 rpm、 6.1 kg-m / 7000 rpm を実現していた。4輪ディスクブレーキの採用は、軽自 動車としては初めてであると言われている。前後のタイヤサイズが異なるのも 特徴的であり、フロントには 155/65R13、リアには 165/60R14 を搭載し てい た。発売直後は大変な話題となり、1991年の登録台数は 22,276 台を達成した が、翌年から販売台数が激減し、以下、1992年が 5882 台、1993年が3223台、 1994年が 1416 台、1995年が 757 台、1996年は 83 台となっている。 1992年 以降は、基本的に受注生産体制となり、1992年2月には、バージョンFが800 台 限定で、1992年5月には、バージョンCが 500 台限定で発売された。1994年12 月には、BEAT の最終型となるバージョンZが発売された。 以下に、BEAT の主要スペックを示す。
| モデル | |
| 生産時期 | 1991.05 〜 1996.02 |
| ボディタイプ | 2ドアコンバーチブル |
| 車輌形式 | E-PP1 |
| 全長×全幅×全高 (mm) | 3295×1395×1175 |
| 最低地上高(m) | 0.135 |
| ホイールベース (mm) | 2280 |
| トレッド前/後 (mm) | 1210/1210 |
| 車輌重量 (kg) | 760 |
| エンジン | |
| 型式 | E07A |
| 形式 | 水冷直列3気筒SOHC横置 |
| 弁機構 | SOHCベルト駆動 吸気2、排気2 |
| 燃焼室形式 | ペントルーフ形 |
| ボア×ストローク | Φ66.0 ×64.0 mm |
| 搭載位置/駆動輪 | ミッドシップ/後輪 |
| 総排気量 (cc) | 656 |
| 燃料供給装置形式 | 電子燃料噴射式(PGM-F1) |
| 圧縮比 | 10.0 : 1.0 |
| 最大出力 | 64 PS / 8100 r.p.m. |
| 最大トルク | 6.1 kg-m / 7000 r.p.m. |
| 燃料タンク容量(l) | 24 |
| 潤滑油容量(l) | 3.0 |
| 潤滑方式 | 圧送式 |
| 点火装置形式 | フル・トランジスタ式バッテリ点火 |
| トランスミッション | |
| 形式 | 5段M/T |
| 変速比 1速 | 3.428 |
| 2速 | 2.166 |
| 3速 | 1.576 |
| 4速 | 1.172 |
| 5速 | 0.941 |
| 後退変速比 | 4.300 |
| ステアリング | |
| 形式 | ラック・ピニオン式 |
| サスペンション | |
| 形式 | マクファーソン式 |
| スタビライザー | |
| 形式 | トーション・バー式(前) |
| ブレーキ | |
| フロント | ディスク |
| リア | ディスク |
| タイヤ | |
| 前輪 | 155/65R13 73H |
| 後輪 | 165/60R14 74H |
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