11月20日(水曜日)の朝食。朝食と言っても、お茶だけだ。手術前日なので、絶食である。さらに、21時以降は水も飲めなくなる。。。

■闘病日記 其の十三 【ヘソ掃除】 (2013/11/20)

 早くも手術前日となり、準備で色々と慌ただしくなる。朝食は、ついにお茶のみとなった。これでは、もはや食事とは言えない。暫くの間、食事にはありつけない。

 恒例の採血後、ヘソの掃除があった。ナースに「これからおヘソの掃除をしますね〜!」って言われて、一瞬何のことだか理解できなかった。今回のような開腹手術の場合、ヘソを中心としてメスを入れる。そのため、おヘソを清潔にしておかないと、感染症等が発生する可能性がある。というワケで、術前におヘソの掃除を行うのだそうだ。なるほどねぇ・・・・

 で、その掃除方法であるが、綿棒にオリーブオイルを染み込ませて、おヘソを拭くのである。ヘソの穴なんか、普段掃除していないから、結構汚れが出るものだ。それ以上に参ったのは、とてもくすぐったいのである。掃除中、私は笑いが止まらなかった。ナースが言うには、こういった反応は珍しいとのことである。おそらく、私の笑いのツボが、あろうことかヘソにあったのだろう。

きっとナースは、変な患者だと思っただろうな。

 ヘソ掃除の後は、これまた術前の準備としてシャワーを浴びる。全身をボディシャンプーとリンスで良く洗う。次にシャワーを浴びることができるのは、1週間後の予定だ。

 その後は、点滴の連続である。食事が採れず水も飲めない状態が続くので、暫くの間は点滴が命綱になる。前回の検査入院でも使用した「活栓」を付けられたが、今回は2個直列に入れる「多連活栓」だ。これで最大3種類の点滴を同時に入れることができる。

 午後からは、これまた前回経験済みの腸内洗浄剤「マグコロール」を服用する。前回一気飲みして痛い目に遭ったので、今回は1時間近くかけ、ゆっくりと服用した。しかし、相変わらず効果は強く、午後いっぱいはトイレ通いになる・・・

 腸内洗浄剤による洗浄が漸く一段落した夜の9時、追い討ちをかけるかのように「プルセニド」という下剤を飲まされた。かように、消化器系の手術の準備は難儀なのである。でもまあ、見方を変えれば、体のお掃除ができたと言えなくもない。

(つづく)


点滴その1。ヴィーンF輸液500ml。コイツは入院中一番お世話になった点滴である。

点滴その2。ラクテックG輸液。これも良く使われた。

手術に伴い、点滴の種類も増えるので、多連活栓が付けられる。これで最大3個まで点滴を同時投与することができる。

明日は手術の日。時間は当初午前11時からとなっていたが、想定以上に時間がかかりそうなので、早めにシフトし、午前9時からとなる。いよいよですな・・・




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