■enchantMOON 其の七(2013/08/22)

 夏バテしている間に、enchantMOONのファームがVer.2.4.1にアップしていたので、更新する。

 「内部エラーが発生しました USBケーブルがコネクタから抜けているのを確認して 再起動してください」

 という、enchantMOONでは余りにも有名なエラーは、なぜかサッパリ出なくなった。その他は、特に変わっていないように思える。処理速度も、デジタイザ入力時の遅延も、改善されたという感じは受けない。一部では、WiFiの感度とスピードがアップした、という意見もあるようだが、プラセボ効果っぽい。

 今回のバージョンから、シールがダウンロードできるようになった。公式サイトにサンプルのシールが掲載されていたので、さっそくダウンロードして実行してみる。

 ・・・なんか、この端末とはマッタリと付き合って行く以外、方法は無さそうだ。次回のアップデートは8/26の予定で、主な内容はMOONBlockの追加だそうだ。おそらく、操作系の全体的な改善は無いであろう。筆者も今まで、色々な変態端末を使ってきたほうだと自覚している。1995年頃ブームとなった謎のパームトップ機に始まり、最近の中華パッドまで、キワモノ端末に対しては、進んで人柱となってきた。よって、並大抵のコトでは怒らない寛容性を持ち合わせているつもりである。

 しかしだ!どこの世界に、たかがバッテリー残量を確認するために、指で丸描いて、その中にデジタイザペンで「battery」もしくは「電池」と、ちゃんと文字認識できる筆跡で入力しなくてはならない端末があるのだろうか?不条理である。カオスである。バッテリー残量くらい、常時画面に表示しろよ!さらに、コマンド入力する際の、あのチャラチャラとした装飾(?)。頼むから無くして欲しい。コマンドが入力し辛くてしょうがない。このソフトを組んだプログラマーは、マジで「これが良い!」と思って作ったのだろうか?理解に苦しむ。ホラ、良く言うじゃない。

 親の顔が見たい

 今回の場合はだな!

 プログラマーの顔が見たい!

 心底、そう思っておる。なお、某掲示板に、改善してほしい点をまとめたカキコがあったので、貼っておく。近々に「開発集会」なるものが行われるそうであるが、是非、これらの声を酌みとって、真摯に対応して欲しいものだ。

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77 :名無しさん@3周年:2013/08/22(木) 23:38:03.73 ID:XD+5xFzu
開発集会で質問してくれリスト

- デジタイザの位置補正はできるようになりませんか(右端の5mmほどが結構ずれてる(1mm〜1.5mm程度)んですが故障?)
- 遅延はもっと少なくなるようにして欲しい(遅延なく快適な状態を経験すると、ちょっとの遅延が気になる)
- ページ毎の設定ではなくて、既定値設定(グローバル設定)ができるようになりませんか(反転,線の太さなど)
- 消しゴムボタンを間違って押すので、位置を変更できませんか(下のボタンを無効にして、上のボタンが消しゴムとか,消しゴムコマンドとか)
- 消しゴムの消える範囲が明確になって欲しい
- 指で丸で囲った範囲を消しゴムで消すことができるようにして欲しい
- 文字認識等(他、きらきら,ボタン回転)を無効にする設定ができませんか(遅延対応,描画最優先)
- 明示的にコマンドで保存はできませんか(ページが保存されるタイミングがよくわからない、突然再起動で保存されてなかったり)
- ファイルサーバ上にページを直接保存して複数台でページを共有したい(そのためのユーザー名では)
- サムネイルだけになってしまった場合、復活できませんか
- 文字認識の状態を確認できませんか
- 単体でバックアップができるようになりませんか
- 日付時刻とバッテリー残量と無線LANアンテナ表示は常に表示できませんか
- 無線LANのアンテナ強度表示ができませんか(コマンド)
- 明るさがMinでも反転時はかなり明るいのですが、もっと暗くできませんか
- ページに検索のためにタグの追加はできませんか
- undoコマンドはできませんか
- 拡大縮小はできませんか
- パスワードはボタンになりませんか
- 再起動コマンドがあれば(毎回電源ボタン長押しはどうも)

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前回作成した「Pen」シールを使って、赤、青、白で文字を入力してみる。あ、そうそう。各色合いについては、パレットから適当に選択しているので、厳密な赤、青、白にはなっていない。念のため。

この状態で、画面反転(invert)をかける。

反転すると、各色は補色となる。字義通りに反転している。白色の文字は、反対色の黒になる。

ここでまた、「Pen」シールを使い、赤、青、白で文字を入力する。白色で入力した文字は、背景と同色なので表示されていない。(厳密に「白」となっていないので、うっすらと痕跡が判る)。

また、反転をかける。

黒バック時に入力した文字は、正常の色に戻るが、白バック時に入力した文字は、やはり補色となる。白色で入力した文字は、反対色の黒になるので、この状態では見えない。

黒文字の部分を指で囲むと、ちゃんと白バック時に白色で入力した文字が入っている。以上一連の操作から、この端末にはまだレイヤーの概念が無いということが判る。これは不便である。色分けをして絵を描いている途中に、やっぱり背景は黒じゃなくて白が良いと反転したら、全部補色になっちまうってことなのである。仕様だからしょうがないのだろうな、きっと。シャレにもならねぇ。

FunkyGoods板のCGIを使用して、この端末が返すOSのバージョンをチェックしてみる。Android Ver.4.0.4と出た。2013年8月1日現在の、Android Ver.4.0.3 〜 4.0.4(APIレベル15)のシェアは、約22.5%。これは、Ver.4.1(APIレベル16)の34.0%、Ver.2.3.3 〜 2.3.7(APIレベル10)の33.0%に次いで、3番目に多い。

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