バッテリー交換のため、タイヤ館に入場した500。

■500のバッテリー交換 (2013/07/12)

 500のバッテリーを交換した。

 前回500のバッテリーを交換したのは、2010年のこと。それから3年間使っている。ついこの前にチェックした際は、何も異常は発見されなかった。しかし、3年間という期間は、バッテリー交換のひとつの目安である。マメに乗っているヒトは、4〜5年くらい使い続けることも可能だが、500はたまにしか乗らないし、発電器もダイナモでオルタネーターと比較すると弱い。転ばぬ先の杖というし、備えあれば憂いなしとも言う。強度の心配症の筆者は、この際念のため交換しておくことにした。

 最近はバッテリーも安くなった。筆者がサニーにも使っているジーエスユアサバッテリー社製「ECO BASIC」シリーズは、保証期間24ケ月で5,980円也である。路上で突然停止するリスクを考慮すれば、安い買い物と言えるだろう。

 ハナシはそれるが、筆者は「強迫神経症」では無いかと思うくらいの心配症だ。ガスの元栓や戸締まり、クルマのライト消しわすれやロックを何度も確認しなければ気が済まない。これは生まれつきなのであるが、先日かかりつけの心療内科の先生に聞いてみたところ、「まぁ、ちょっと心配症の度が過ぎる程度だから、ダイジョブ、ダイジョブ!」と軽くいなされてしまった。重度の強迫神経症患者は、その場を動くこともできなくなってしまうのだそうだ。部屋から出ようとすると、窓のロックやコンセントを抜いたかどうかが気になり、何度も確認するうちに、結局部屋の中をウロウロするだけで、行動できないというのである。まあ、そこまでのことはさすがに無いので、単なる心配症なんでしょうな、きっと・・・

 「心配症」という言葉で唐突に思い出したんだけど、「お父さんは心配症」っていうギャグマンガをご存知だろうか?岡田あーみんという漫画家が描いた、とてつもなくマニアックな変態ギャグマンガで、筆者は今でも、コミックス全6巻を引っぱり出しては読んでいる。このマンガの凄いところは、集英社の漫画雑誌「りぼん」に連載されていたということだ。あの少女マンガ専門の雑誌に、なぜこのような作品が載っていたのか、かなり疑問である。まあ、そのギャップが、さらにこの作品を魅力的なものにしていると思うのだが、如何せん、周囲に知っているヒトが少ないので、あまりこの話題で盛り上がったことが無いのが残念だ。

 さらにまた、唐突に思いだした。上の文章で、「心配症のヒトは、コンセントを抜いたかどうかが気になり云々・・・」という表現を使った。以前、週刊朝日に連載されている、嵐山光三郎氏のエッセイ「コンセント抜いたか!」に、こんなことが書かれていて、妙に納得したことがある。そもそも、コンセントとは壁に設けられたブタのハナのような差し込み口のことを指すので、それを抜くという表現はおかしい。正確に言うのであれば、「コンセントに指し込んだプラグを抜いたか!」という表現になる、ということである。実にどうでも良いハナシなんだけど、妙に納得する。

 またさらに唐突に思いだしたのだが、やはり週刊朝日に連載されている東海林さだお氏のコラム「あれも食いたい これも食いたい」に、またまたこんなことが書かれていた。アンパンを食べる時に、人は必ずアンパンのヘソ、もしくは胡麻がかかっている面を上にしてかぶり付く、というのだ。この暗黙の規則が、なぜ守られているのかが不思議であると言うのである。成る程、筆者もアンパンを食べる際には、無条件にこの規則に従って食していた。ヘソまたは胡麻がかかっている面を、暗黙知として表面と認識し、表面を上にして食べるという規則に沿って行動しているワケだね。実にどうでも良いハナシなんだけど、妙に納得する。因みに、アンパンを食べる際に、この暗黙の規則に反してかぶり付くヒトがいたら、それはそれで面白い。可能性としては二つ。前出のコラムを読んでおり、意図的にやっているタイプと、そうでは無くそれが自然の行動であるタイプ。後者の場合には、人間的にかなり面白い人か、もしくはアブナイ人だと筆者は考える。

 今日は何を書いていたのか、判らなくなってしまったのだが、500のバッテリー交換をした、というお話しだった。割込みが多すぎて、本題に回帰できなくなる所であった。これを割り込みのネストが深すぎる、と言う。その昔、そう、あれは1986年頃のことだが、筆者は主として家電製品制御用に作られたシングルチップ・マイクロコンピュータのプログラミングをしていたことがあった。当時の「マイコン」のスペックは貧弱そのもので、4ビットが主流であり、ROMが4Kバイト、RAMが256バイト、動作周波数は10MHzなんてのがザラだった。プログラムも超低レベル開発言語であるアセンブラしか無く、この狭いメモリ容量の中で、いかに複雑な機能を持たせるのかが、エンジニアの腕の見せどころだったのである。

 アセンブラでは、割り込みやサブルーチンを処理する時に、処理終了後に戻ってくるアドレスを、スタックポインタ内に一時的に退避して記憶する。当然、割り込みのネストが増加すると、スタックポインタの消費も多くなってくる。貧弱なRAMしか持たない当時のマイコンで、設計を誤ると、スタックポインタ記憶領域が不足し、結果としてプログラムは暴走することになる。

 なぜこんなことを書いたのか?と言うと、この暑さの中、脱線ばかりの文章を書いていると、筆者の悩味噌のスタックが不足して暴走しちゃった、ということを言いたかったんだな!これが!!

 もう、今日はこれで止めとくよ。。。


この日、バッテリー交換を行ったタイヤ館の店長さんが、筆者の500の写真を撮らせて欲しいと言ってきたので、快諾した。なんでも、自社HPの「お客さまの車」のコーナーに掲載するそうで、これはこれはアリガタイ話しである。筆者の500も出世したものだと、感無量だ。ああ、親バカだねぇ。。。

催眠鎮静剤,抗不安剤/ベンゾジアゼピン系/マイナートランキライザーとして有名なクスリ、「ソラナックス」。筆者はかれこれ8年近く、このお世話になっている。良いよ、コレ!心配症や不安症の方は、是非心療内科の処方を得て、飲んでみることをオススメする。但し、クセになっても筆者は知らないからそのつもりで。。。

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