YONGNUO社製160灯LEDライトのパッケージ一覧。

■LEDビデオライト (2013/07/05)

 筆者は、記事原稿制作で物撮りをする際には、300Wのフォトリフレクタランプを2灯、使用している。このランプは、1灯当たりの光束が6,000ルーメン、ビーム角度60度、色温度3,150°Kといった仕様だ。プロの写真家では無い筆者は、当然のことながら、専用の撮影スタジオなんてものは持っていないので、物撮りの度に電球を三脚にセットし、コンセントにつなぐといった作業を繰り返していた。これがまた、面倒くさいのである。

 しかも、夏場だと総計600Wにも達する電球の発熱は半端じゃなく、さらにうっかり触れるとヤケドするくらいに熱い!そんなに本格的な撮影をするのでは無いので、もうちょっとスマートにできないものかなと、色々探していて、この製品に行きついた。

 メーカーは「YONGNUO」という中国の会社。アマゾンでも3,800円で購入できる。このLEDライトは、実に160灯ものLEDをズラリと列べたもので、曰く「3mの距離でも178LUXの大光量」だそうである。因みに1mの距離では、照度計実測値で1,000LUX程度とのことである。色温度は5,500°Kと、寒色系。最大の特徴は、発熱がほとんど無いことと、単三乾電池6本やビデオ用充電池で使える点であろう。ACコードをズルズルと引っぱらなくても良いので、取り回しがしやすい。さらに、災害時の非常用照明としても使え、これはまさに一石二鳥なのだ。

 しかし、本当に使い物になるのかどうか不安が残ったため、取りあえず1台だけ購入してみることにした。結果、なかなかイケそうなので、もう1台注文し、2灯体勢にするつもりである。カメラ搭載を意識しており、アクセサリーシューに簡単にマウントできるようになっている。三脚穴は、本体には搭載されておらず、付属のスタンドに設けられている。背面には光量を16段階に調節できるボタンがあり、バッテリーの状態も5段階でチェックできるという、けっこう細かい所まで作り込まれた製品だ。

 全面には、スライド式で取り換え可能なディフューザーが付けられる。本体には、白濁色とオレンジの、2枚のディフューザーが付属している。今まで使ってきた300Wの写真用電球にはさすがに及ばないものの、100W程度のハロゲン球には充分匹敵する程度のパワーは有るため、2灯体勢にすれば、小物撮影程度であれば充分かな?と言うところだ。これは、実際に2台用意できた時に、また評価してみるつもりだ。


専用スタンドにマウントした、LEDビデオライト

全面パネルには、スライド式でディフューザーが付けられるようになっている。

160個ズラリと並んだLED。迫力である。

本体背面。右下に電源ボタン。その隣の「+」と「−」は、光量調節用のボタン。左側に点灯しているLEDは、光量の強さを現す。この状態でフルパワーモード。左端には、バッテリーの状態をチェックするテストボタンがある。

光量を調整してみたところ。LEDが2個点灯している。光量は、16段階に調整可能だが、明るくなるに従い、その差が判りづらい。

英語と中文で記載された取説。機能自体が単純なので、取説を熟読するほどじゃないんだけどね。
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