いたずらBANK三毛猫バージョン。

■いたずらBANK (2013/06/26)

 筆者は、このような商品には、もう無条件降伏なのである。いい年したジジイが、何を買ってるんだか?と自分でも呆れてしまうね。「いたずらBANK」は、子供向けのオモチャなのであるが、なかなかどうして、良くできているのだよ。さすがメカトロ大国ニッポン!江戸時代のカラクリ人形の伝統は、しっかりと息づいているのである。

 内容はと言うと、みかん箱の指定された位置に硬貨を置くと、スイッチが入り、蓋が開いて猫が手を出して硬貨を中に入れてしまう、といった一連の動作を実行する、ハードワイヤードロジックなロボットなのである。最初に起動した際と、硬貨を取り込んだ後の二回、「にゃ〜ん」というカワイイ鳴き声が出るというギミック付き。究極のシュールな癒やし系グッズ。猫の動作を見たい余りに、用も無いのに金を置いてしまうという、実に現実的な設計!但し、対象年齢は6歳以上なので注意しよう!

 この商品を知ったのは、とあるWEB上のログを見ていた時だった。確か「猫はダンボール箱とか狭いところが好きだよね」といったテーマで、徒然なるままに各人意見を述べていたのだが、その中にこの商品の動画が掲載されていた。この商品はアマゾンで売っている。しかも、1,469円という価格である。発売元は株式会社シャインというところ。

 日々の仕事で身心共に疲れきっているアナタ!この貯金箱を使って、こころを癒しつつ貯金に励んでみてはいかがだろうか?


いたずらBANKの外観。みかん箱である。どこから見てもみかん箱である。

側面。結構凝った造りだよ。バーコードや割れ物注意の表示は当然として、良く見ると箱の下部中央に貼られたガムテープまで再現している。この病的なディテールが良いよね!

裏面。貯金したコインを回収するための穴と、電池ボックス、電源スイッチ(スライドスイッチ)がある。本体はモチロン!中国製。裏側にも、ガムテープを貼ったような造作が有る。結構仕事が細かいね。

本体裏面の蓋を取ったところ。電源は単三乾電池2本を使う。子供向けのオモチャとして一点残念なのは、電池を入れる際にドライバーが必要なこと。電池室のカバーは、ドライバー無しで開閉できるようにして欲しいところだ。



 一連の動作の模様。実際にはコインを置く際の力で、スイッチが入って起動するのだが、今回は撮影のため、あらかじめそ〜っとコインを置いておき、鉛筆で押して起動させている。



 筆者も「ゆきまる」という、大きな白い猫を10年飼っていた。残念ながら、2011年12月15日の朝、突然死してしまったのであるが・・・その後、1年近くに渡り、ペットロス状態になった。で、そのゆきまる君もそうだったのだが、やはりダンボール箱が大好きだった。宅急便が届くと、先ず臭いを嗅ぎまくって検査する。中身を出して外箱を放っておくと、いつの間にか入っている。しかし、2〜3回入ると、もう飽きてしまって使わない。

 良く聞くハナシであるが、猫専用のベッドを買ってあげたのは良かったが、猫はベッドが梱包されていた外箱の段ボールが気に入ってしまい、カンジンのベッドには見向きもしなかった、ということもある。これなんかも判るねぇ。。。わざわざ手間暇かけて作ってあげたものには興味を示さないか、示してもアッと言う間に飽きてしまい、放置されている段ボール箱の方を好むという、この捻くれた性格!これぞまさしく、猫の醍醐味であろう。

 合掌!

 (-人-)


在りし日の飼い猫「ゆきまる」。段ボール箱に入って御満悦である。2005年07月01日撮影。

2005年07月01日撮影。

WEBに落ちている有名な写真。せっかく寝台を買ってもらったのに、梱包されてきた段ボール箱の方に入る猫!

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