原道 N50と、USB折り畳み式ミニキーボード
モバイル用外付けキーボードであれば、やはりコレだろう・・・N50の画面上では、PC9801エミュレータが動作している。
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■原道 N50 其の三 (2011/10/11)

 脅威のコストパフォーマンスを誇る謎ロイド端末、原道N50の回、其の三である。今回は外付けキーボードについてのオハナシだ。N50本体には、mini USB Aタイプのコネクタが2つ搭載されている。この端末は、USB OTG(USB On-The-Go)に対応しているため、周辺機器同士として接続することが可能だ。

 タッチスクリーンしか持たないN50であるが、これに外付けキーボードを接続すれば、ほぼ無敵!というのは大袈裟だが、かなり利便性が良くなる。で、外付けキーボードの選択だが、ここはもう、これしか無いであろう。あのサンコーレアモノショップの名物商品「USB折り畳み式miniキーボード」である。

 このキーボード、合体メカとかトランスフォーマーとかが好きな御仁には堪らない魅力がある。よくもまあ、ここまで設計したものだという筐体は、フルキーボードを四つ折りして折り畳んでしまうのだ。そのギミックたるや、想像のはるか斜め上を行く。使用せずとも、引き延ばしては折り畳んでいるだけで、楽しくなるね。これで4,980円は、まあ、安いちゃいまっか?

外付けキーボード接続用ケーブル
原道N50に付属する、mini USB A オス−USB A メスの変換ケーブル。これを用いれば、標準のUSB Aタイプコネクタを持つ周辺機器を接続することができる。
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N50と外付けキーボードの接続状況
N50付属の変換ケーブルと、USB折り畳み式miniキーボード付属のケーブルの両方を使用し、接続する。
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USB折り畳み式キーボード #1
完全に広げたところ。
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USB折り畳み式キーボード #2
折り畳み中!
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USB折り畳み式キーボード #3
半分程度完了!
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USB折り畳み式キーボード #4
ほぼ折り畳み完了!
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USB折り畳み式キーボード #5
完全に折り畳み完了!ただの黒い箱になってしまった。
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 接続は超カンタンで、N50に付属してくる変換ケーブルと、USB折り畳みminiキーボードに付属してくるケーブルの両方を使用して、両機を接続するだけで良い。N50側は、キーボードが接続されたことを自動認識し、「キーボードが接続されました」という表示を出力する。後は、好きなアプリでキーボードとして使えば良いだけだ。

 キーボードが無いと苦しかった「ねこープロジェクトII」のPC9801エミュレータや、Android版aDosBoxも、問題なく使用でき、快適である。折り畳んでしまうと、N50本体を少し厚くした程度の黒い箱になってしまうのも、携帯性に優れていて良い。

 ただ、キー入力の反応が若干遅い。高速タイピングすると、遅延が少し気になるかもしれない。FEP(ATOK)のON/OFFは、通常の101キーボードと同様、「Alt+チルダ」で切り替えるのだが、日本語入力モードから英語入力モードにした際に、最初にタイプする文字が化ける。例えば、A→#、B→<といった具合。これが本機特有のものなのか、相性問題なのかは不明だが、いずれにせよ化けるのは最初の1文字だけで、後は正常に入力できるため、O型の筆者は余り気にしていない。

 原道N50は、低価格とは思えない実用性と汎用性がある謎ロイドだ。これにUSB折り畳みminiキーボード、モバイルWiFiルータをセットで持ち歩けば、大抵のことには対応できる。しかも、びっくりするほど安価で!願わくばBluetoothも付いていたら、言うことナシなんだけど、さすがにそこまで要求するのは贅沢と言うものだろう・・・

キーボード接続時
N50にUSB外付けminiキーボードを接続した時。「キーボードが接続されました...」という表示がポップアップされ、準備が整ったことを通知する。
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