原道 N50の端末情報画面
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■原道 N50 其の二 (2011/10/10)

 価格の割には良く出来ている謎ロイド、「原道 N50」の続きである。さっそくPCとの接続を試みる。N50には取り説が付いてはいるが、如何せん中国語なので難儀である。PCとの接続については、専用のドライバをメーカーHPからダウンロードするような記載がある。なお、同社のHPは以下の通り。

 http://www.yuandaocn.com/media/main.html

 トップから「Technical Support」ページに入り、「固件下載」をクリックすると、製品系列一覧表が出てくる。ここから「N系列」→「N50」と進めば、目的のページに到達できる。因みに目的となるURLはここ。

 さて、PC接続用ドライバであるが、マニュアルには「rockusb.sys」を使用するよう記載がある。このドライバソフトが、上記ページのどのアーカイブに入っているのか判らなかったのだが、色々と試して「原道n系列升級工具(帯刷机駆動).zip」の中にあることが判明した。このZIPファイルを7ZIP等で解凍すると、Windowsのバージョン毎のフォルダが生成されるので、使用するOSに応じてドライバを選択する。あ、一応ダウンロードしたファイルは、ノートン君とかを使ってウイルススキャンをしておいた方が無難だよ。。。

 インストール方法は一般的な謎ロイドと同様で、まず端末を「USBデバッグ」モードにした後で、PCと接続する。その後、デバイスマネージャから「Andoroid Phone→Android Composite ADB Interface」のドライバを、上記の「rockusb.sys」に更新すれば完了だ。筆者の環境では、.iniファイルを編集する手間も無く、スンナリと認識された。

N50メーカーのドライバダウンロードページ
目的のドライバは、「原道n系列升級工具(帯刷机駆動).zip」の中に入っていた。
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デバイスマネージャの画面
N50は「Andoroid Phone→Android Composite ADB Interface」として認識されている。うまく認識できないようであれば、ドライバの更新を行なって、上述の「rockusb.sys」をインストールする。

プロパティの全般画面

プロパティのドライバ詳細画面

 本体の接続が終わったら、Android SDKの「ddms.bat」を起動させて、デバッグモニタ画面に入る。例によって、「Device Screen Capture」を実行すれば、画面のスクリーンショットがファイルとして保存できる。

 N50で、色々なアプリを動作させてみた。一通りのソフトは問題無く動くので、本体そのものの素性はかなり良いと言えるだろう。PC98エミュレータもDOSエミュレータもAmigaエミュレータも、どれも問題無く動作する。Android Marketにも接続可能だし、ATOKも動く。何より、iPadのようにピンチイン、ピンチアウトが効くので、気持ちが良い。但し、動きの方は若干遅いけどね。

 N50は、謎ロイドの中でも出色の出来である。少なくとも、今日現在ではコストパフォーマンスはかなり高い。しかし、キーボードは付いていない。そこで、次回はUSB OTG端子にモバイルキーボードを接続してみることにしよう。

デバッグモニタの画面
N50をUSBで接続し、Dalvik Debug Monitor(ddms.bat)を起動させたところ。
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N50のスクリーンキャプチャ
DDMSでホーム画面をキャプチャしたところ。
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ねこープロジェクトIIのPC98エミュレータ
DOSベースのソフトを使用する際、N50にはフルキーボードが無いので、外付けキーボードが必須となる。
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aDosBoxの画面
Android版Dos Boxも動作する。こちらも外付けキーボードが必要。
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ブラウザ画面
縦長表示にするとこんな感じだ。
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Android版アミーガエミュレータの起動画面
Android版アミーガエミュレータ、「UAE4Droid」も、問題無く動作する。
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Android Market
マーケットにも問題無く接続。
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ATOKの動作状況
テキストエディタを開いて、ATOKで文字入力。
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