原道 N50 パッケージ一覧
本体、専用ACアダプタ、ヘッドフォン、USB接続ケーブル、USBコネクタ変換器、ポーチ、取り説から構成される。
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■原道 N50 其の一 (2011/10/09)

 先日秋葉原詣でをした際に、唯一の居場所である「ラジオデパート」で発見した謎ロイド端末、原道 N50である。ラジデパ一階にある「東映無線ラジオデパート店」を何気なく見学していた際に目に付いた。なぜか?理由は表示パネルが5インチであること、Androidのバージョンが2.3.1であること、タッチスクリーンが静電容量式であること、そして何よりも、販売価格が13,500円と極めて安かったことである。

 N50については、アキバPCホットラインで既に新製品情報としてレポートが掲載されている。某掲示板を見ると、この機種の話題は8月頃から書き込まれているし、販売店でも「再入荷しました」との表示があるため、今回初期ロットでは無くファームをアップグレードしたバージョンが出てきたみたいである。

 それにしても、スクリーンサイズが絶妙だ。大きくも無し、小さくも無し。考えてみると、5インチサイズのタブレットというのも珍しい。ハイスペックな割りには価格も手ごろだし、次はコイツをいじってみよう、ということになり、速攻で購入。以下に簡単なスペックを示す。

項 目
内 容
メーカー 原道
モデル番号 N50DT
OS Android Ver. 2.3.1
カーネルバージョン Ver. 2.6.32.27
ビルドバージョン Ver. rk29_gingerbread_v1.28
CPU Cortex A8 (1.0GHz)
システムメモリ 512MB DDR3
内蔵メモリ 8GB Nand Flash
液晶サイズ 5インチ 静電容量式タッチパネル
マルチタッチ対応
解像度 800 dot × 480 dot
カメラ 内向き1個
有線LAN 無し
無線LAN WiFi 802.11b/g対応
搭載センサ Gセンサ
インターフェス miniUSB 2基(ホスト/デバイス)
カードスロット microSDスロット(Max:16GB)
バッテリー 充電式:使用時間 5時間程度(3,000mAh)
本体サイズ 約 137 x 91 x 13.4 mm
重量 224g
付属品 本体・ACアダプタ・ヘッドフォン
ホストケーブル・miniUSBケーブル・ポーチ
メモリカードI/F SDカード×1(128MB〜32GB)
マイク 内蔵
スピーカー 内蔵(出力端子付き)
バイブモード 無し
ACアダプタ仕様 IN:AC100 〜 240V、OUT:DC9V、2,000mA


N50のパッケージケースと本体
iPhoneやiPad touchを強く意識した、この手の謎ロイドとしては極めて高品質な箱に格納されている。
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iPad(初代)との比較 #1
9.7インチの画面サイズを持つiPad初代機と並べてみた。かなりコンパクトな感じを受ける。文庫本サイズなので、手に持った時の感触が良い!
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iPad(初代)との比較 #2
初代iPadの厚さが13.4mmに対して、N50は13.4mmとわずかに0.1mmだけ薄い!
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 本体を取り出して持ってみると、実にしっくりとくる。5インチという大きさが心地よいのだ。加えて、静電容量式のタッチパネルの感触が、思った以上に良い。そりゃ、あのiPadの「ヌル!」っとした滑らかさは期待できないものの、かなり良い所まで造り込んでいる。「謎ロイド」と騒ぎ始めたのが、丁度1年ちょっと前の2010年夏のことだ。それからたった1年で、これだけ高品質の「謎ロイド」が出てくるとは、夢にも思わなかったよ。

 液晶の発色も良い。画質は、多少厚化粧かな?とも思えるが、くっきりと見える。但し、視認角度は狭い。バッテリの持ちも良く、カタログ通りに4〜5時間くらいは普通に使用できる。使用中は、本体底面がほんのりと暖かくなるところが、謎ロイドっぽくて良い。Android Marketにも対応しているので、アプリケーションに不自由することもない。

 動画は、.mov以外のフォーマットは、おおかた対応している。.m4v、.mp4もダイジョウブだ。内蔵CPUとGPUにより、コマ落ちも無くサクサクと動く。これは気持ち良いね。Flashは10.1に対応している。改めてダウンロードする必要も無く、ブラウザがFlashをダウンロードしてインストールしてくれるので、便利である。Android用ATOKも問題なく動作した。

 インターフェス関連のコネクタは、本体下部にあるラバーのカバーで覆われたスロットに集中している。microSDカードの抜き差しはちょっと注意が必要。爪の先でしっかりと置くまで差し込まないといけない。miniUSBの口は2つあり、片方は「USB OTG」仕様となっている。右側面にはリセット端子の穴、左側面には電源ボタンと音量調節キーのみが配置されている。

 N50のホーム画面は縦固定である。ホーム以外はGセンサによって、縦横自由に設定できる。4方向グリグリ回るのかな?と思ったのだが、縦、右横、左横の3方向のみの対応だった。

 久しぶりに骨のある「謎ロイド」を手に入れた。そこそこ怪しい。これから少しコイツで遊んでみることにしよう。

N50 本体下側面部分
左端はACアダプタの入力端子。右端はヘッドフォン出力端子。ゴムラバーのカバーで覆われた側面部分には、miniUSB×2基と、microSDカードスロットが配置される。
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N50 本体右側面
電源ボタンと音量調節ボタンが配置される。
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N50 本体左側面
リセットボタンのみ配置されている。なお、側面はマットなラバーで囲まれており、グリップが良い。
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N50 本体裏面
裏面カバーはプラスチック製だ。どことなくギャラタブを思い起こさせる。メーカー名は「原道」。本機は内蔵8GBのモデルである。
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インターフェス部分
本体下部側面のカバーの中には、microSDカードスロットとminiUSBコネクタ2基が搭載されている。miniUSBコネクタのうち、右側のものは、USB OTG仕様。
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外箱の表示
中国、シンセンの製造だ。会社のHPはhttp://www.yuandaocn.com/
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外付けキーボードを接続!
N50のUSBにはホストとデバイスの両機能が搭載されている。そこでUSB OTG端子に、USB 2.0のキーボードを接続させてみた。って、このキーボード、「たのみ.com」で発売されている「ニヤリィ・キーボード」ぢゃないか!日本語キーボードなので、若干キー配置が異なってしまうが、ちゃんと使うことができる。
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N50のホーム画面
N50のホーム画面は縦方向決め打ちになっている。
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