Android SDK Revision 13のクレジット画面


■LifeTouch NOTE NA75W 其の二 (2011/10/02)

 激安アンドロイド端末!しかもNEC製!!の回、其の二である。

 今回は、お約束のPCとの接続について。Life Touch NOTEには、mini USB端子(USB 2.0 クライアント機能)を搭載している。その割にはUSBケーブルが付属していなかったりと、微妙に不親切な所もあるのだが、まあ、普通のヒトは開発なんかやらないので、別にどうでも良いのだが。

 で、余っているUSBケーブルを使ってPCに接続してみる。アンドロイド端末の開発環境は、下記にアップされているので、それを予めPCにインストールしておこう。おっと、暫く見ない間に、開発環境のRevisionが13になっていたyo!

 Download the Android SDK

 SDKのインストールには、結構な時間がかかるので、思いっきりヒマな時にでも行うのが良いだろう。できればフルセットでインストールしておくと、後々メンドウなことにならないで済む。PC側でのインストールが終わったら、端末側の設定だ。

 先ず、Life Touch NOTEの「設定」→「アプリケーションの設定」画面で、「提供元不明のアプリ」にチェックを入れておく。続いて同じ画面の「開発」をタップする。「USBデバッグ」の項目があるので、そこにチェックを入れると、確認ダイアログが出るから、「OK」を押してUSBデバッグモードに入る。

 次にPC側のUSBドライバのインストールである。ドライバの保存先フォルダの位置であるが、SDKをインストールした以下のフォルダ内部に入っている。(以下の例は、Fドライブにインストールした場合を示しているので、念のため。)

 F:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver

 SDKをインストールした状態で、当該ドライバをダウンロードしていなかった場合には、

 F:\Program Files\Android\android-sdk\SDK Manager.exe

 を起動させて、「Installed packages」から「Google USB Driver package,revision4」を入れておこう。これでドライバはPC内に格納される。次は少々メンドウだが、

 F:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver\android_winusb.inf

 をテキストエディタで開き、下記の設定を追記しておく。

[Google.NTx86]に追記する項目

;NEC LifeTouch NOTE
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0409&PID_0301
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0409&PID_0301&MI_01

[Google.NTamd64]に追記する項目

;NEC LifeTouch NOTE
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0409&PID_0301
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0409&PID_0301&MI_01

 これでPC側の設定はおしまい。後はLife Touch NOTEをUSBケーブルでPCに接続する。まだドライバが完全にインストールされていないため、デバイスマネージャの項目に「!」マークが付いている「NEC Smartbook」というものがあるハズだ。そいつのドライバを更新すれば良い。ドライバソフトウエアの検索画面で、以下のフォルダを指定する。

 F:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver

 これでようやくドライバのインストールが完了し、デバイスマネージャには「Andoroid Phone→Android Composite ADB Interface」が出力され、メデタシメデタシ・・・

 最後にデバッガを起動しよう。

 F:\Program Files\Android\android-sdk\tools

 の中にある「ddms.bat」というバッチファイルをダブルクリックすると、デバッグ画面になる。Android端末の画面キャプチャは、このツールの「Device Screen Capture」で行えば良い。

 ふぅ、、、疲れた。筆者は、Life Touch NOTEの画面キャプチャを行うために、開発環境をインストールしドライバを入れて端末を認識させるメンドウな作業を行ったのだが、実は「121ware」の公式サイトに、画面キャプチャ用ソフトがちゃんとアップロードされていたりするのであった!

 ('A`)

これをインストールすれば、【F12】(【Fn】+【F2】)を押すと画面イメージを保存できる。保存先も保存形式も、「スクリーンキャプチャ」を起動すると設定できたりして、とっても便利。先にググって調べておけば良かったyo!

 今回はAndroid端末とPCとの接続方法について触れたのだが、書いている本人も気が付かなかったのであるが、既に本コラムの「謎ロイド#4 MOONSE MS-7001(2010/07/12)」において、機種は異なるがPCとの接続方法の詳細を掲載していたのであった・・・オーマイガ!これを見てもお判りの通り、筆者の海馬は確実に死につつあるみたいだ。。。

 (-人-)

アプリケーションの設定画面
Life Touch NOTEの「設定」→「アプリケーションの設定」画面で、「提供元不明のアプリ」にチェックを入れておく。次に「開発」の項目に入る。
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「開発」画面
ここでは、「USBデバッグ」の項目にチェックを入れる。
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確認ダイアログ
すると、「USBデバッグの許可」を聞いてくるので「OK」ボタンを押す。
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デバイスマネージャ
ドライバが正常にインストールされると、デバイスマネージャには「Andoroid Phone→Android Composite ADB Interface」が出力される。

ドライバのプロパティ #1
Android Composite ADB Interfaceのプロパティ。

ドライバのプロパティ #2
Android Composite ADB Interfaceのドライバ詳細。

デバッガの起動
SDKのtoolsフォルダにある「ddms.bat」を起動させる。
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デバッグモニタの画面
Dalvik Debug Monitorのメイン画面。
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 さて、前回の「LifeTouch NOTE NA75W 其の一 (2011/10/01)」で、筆者は本機について「要するに、この商品の企画の意図が、ワカラナイのである。」と書いた。その後、良く考えた結果、アタマの回転が少々遅い筆者にも、本機のレゾンデートルが理解できた。このマシンは「DOSマシン」のように使えば良いのである!そう、PC98エミュレータとか、DosBoxとか、そういったエミュソフトを入れると、結構感じ良く動くのではなかろうか?伊達にこのような立派なキーボードを搭載しているマシンでは無い。有効に使おうではないか!というワケで、次回はまたお馴染みの「エミュレータ」ネタで決まりだね!

次回予告
ご存じPC98エミュレータ「ねこープロジェクトII」による、PC98環境の構築である。とはいっても、この手のお遊びは、W-ZERO3を買った時からやってるので、新味に欠けると言えばそれまでだが。
高解像度JPEG

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