X Window(twm)上で「Xnp2」を走らせる。PC-9801の起動HDD選択画面が表示されているところ。この画面、実に懐かしい・・・

■メタ・エミュレータ (2010/04/18)

 ヒマなので、VMWare仮想マシン上に入れたFreeBSD Ver7.3上で、Xnp2を動作させてみた。

 Xnp2は、PC-9801シリーズのエミュレータ「ねこープロジェクトII」のX Window版である。そもそもVMware上で動くFreeBSDそのものが仮想マシンの所へもってきて、その上でさらにエミュレータを動作させるのだから、これまさに「メタ・エミュレータ」の世界。・・・しっかし、ホントにアホなことやってるなぁ。。。

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 Xnp2のソースは、ここから入手できる。またインストール等の使い方についてはここが参考になる。実は、「ねこープロジェクトII」自体はWindows XP上に既に構築しており、HDDやFDのイメージファイルも各種作成済みだ。だったらおとなしくWindows XP上で実行させればいいじゃん!って突っ込まれるのを見越し、こうやってわざわざメタ・エミュレータ状態を作成している。だって、ただ単にXnp2を動かしただけじゃ、面白くないじゃん!

 今回VMwareを動かしているマシンは、CPUにHT Pentium4(2.8GHz)を使用した筆者の一応メインマシンで、今となってはタコな仕様だ。メモリも1GBしか搭載していない。このマシン上でWindows XP SP3を動作させ、その上にVMware Ver1.0.10で、FreeBSD Ver6.2を走らせて、さらにその中でXnp2を動作させている。しかし、PC-9801のソフトはどれも皆軽いので、サクサクと小気味よく動く。

 因みに、Windows XP上では定番となっているPC-9801エミュレータ「T-Next98」も使用している。残念ながら、このエミュレータは動作環境がWindowsマシンのみなので、Xでは使えない。しかし完成度は高く安定しているため、Windows XPではもっぱらT-Next98で楽しんでいる。「ねこープロジェクトII」も良くできているので、どちらを使用するかは、各人の好みと動作プラットフォームの問題だ。

PC-9801用MS-DOS Ver5.00を立ち上げたところ。
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CHKDSKコマンド実行結果。約80MBの仮想HDDを作成してある。
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メモリの使用状況を示すVMAPコマンドの実行結果。640KBのコンベンショナルメモリが、かなり圧迫されてますなあ。。。
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 以下にPC-9801での定番ソフトの数々をキャプチャしたので、懐古的に楽しんで頂きたい。PC-9801のソフトウエアも、今となっては文化遺産だ。しかしこうしてエミュレータ上で純粋にデータとして保存できれば、少なくともマシン本体が無くなってもソフトは動作できる。

 筆者宅には今でもPC-9801DAが動作可能の状態で保存されている。HDDはサードパーティー製のSCSI、FDDは内蔵の3.5インチに加え、外付けで5.25インチもしくは8インチを付加している。時々電源を入れてやり、8インチのFDでMS-DOS Ver3.30などをブートさせているが、なかなかどうして趣が深い。この頃のパソコンは、ホントウに面白かったねぇ。。。

テキストエディタの定番、Vz。当時、Vz派とMIFES派があった。傾向としてVz派はワープロソフトの松を、MIFES派は一太郎を好んでいたような感がする。
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超高速ファイラーとして便利であった、MICRO DATA社のエコロジーII。これにはお世話になったね、マジで!
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ワープロソフト、松 Ver5.00のメニュー画面。因みに筆者はVz+松派であった。
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こちらは、一太郎 Ver4.3の編集画面。
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JUST Windowである!言ってしまえば、単なるシェルなのだが・・・懐かしいヒトには懐かしいのではないだろうか?
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フリーソフトのファイラーとしては、PC-9801、IBM互換機共にこの「FD」が有名だった。筆者なんか、今でもFD使ってるよ。ちょっ!ちょっ!チョー高速!!!だからね。
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ノートパソコン用に特化した「n松」のメニュー画面。基本的に、松86と同じレイアウトだったように記憶している。これに対抗して、「一太郎 dash」っていうのもありますたなぁ。。。
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落ちゲーの傑作、「TAKALITH」。落ちゲーといえばテトリスだが、その三次元版がこの「タカリス」だ。完全なフリーソフトで、鼻血が出るほどプレイしたものだ。次元が一つ増えると、難易度が上がる!
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この画面を見て懐かしいと思うヒトは、相当歳だね。PC-9801のフリーゲームソフトを続々とリリースしていた「Bio 100%」の起動ロゴである。質は極めて高く、販売品を凌ぐ性能のものも多かった。
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そのBio 100%の中でも、特にお気に入りだったのが、この「ローリング」。独特の浮遊感がたまらなかった。画面はチープでも面白い。これがゲームの本質であろう。386SX-25MHzのマシンで難なく動作していた。
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ねこープロジェクトのクレジット。ここで使用しているXnp2はVer 0.82であるが、今はもっとアップデートされていると思う。
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ねこープロジェクトでの仮想マシンの設定画面。ここでは、PC-9801VX、50MHz CPUという設定になっている。
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ねこープロジェクトで、FDイメージを開いているところ。FDイメージはxdfフォーマット、HDDイメージはnhdフォーマットを使用する。
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FreeBSD上に格納された、各種ディスクイメージファイルと、実行形式ファイル。
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市販ゲームも動作する。プリンス・オブ・ペルシャも、発売当時ハマったゲームだった。実機と同様、FDDブート優先なので、Aドライブにゲーム本体FDを、BドライブにデータFDを突っ込んでリセットをかけるだけで良い。
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動画1.Xnp2でPC-9801 MS-DOS Ver 5.00を起動させる。
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動画2.Xnp2でプリンス・オブ・ペルシャを走らせてみた。データFDより過去のプレイを再生したもの。
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