このビルには不思議な事が多く、代取りが言うには、下の階にある会社で、人が出入りしているのを余り、というかほとんど見たことが無いそうだ。でもちゃんとドアには「株式会社○○」といった表示がある。また、全く異なるオーナーであるにもかかわらず、隣のビルと直結しているところがあるそうだ。どのような状態で直結されているのかは見ていないのでワカランが、緊急待避用なのであろうか？？？

　まあ、あまり深く考えないようにしよう。世の中には知らない方が良いこともある。で、代取りさんは結構恵まれた環境でお仕事をされている。まず近くに書評専門のライターさんの会社があるそうで、毎月新刊書がたんまり入荷するのだそうだ。とても一人では読めないとのことで、自由に貸してもらっているとのこと。ナント羨ましい！図書館でも新刊書の人気は高く、借りられることは少ないのに、ここでは読み放題なのである。本好きにはパラダイスだね・・・

　懐かしい昔話しを暫くした後、最後に千代田区役所の喫茶に行ってみると良いと勧められる。場所は奇しくも、本サイトの廃墟系で紹介した「九段下廃アパート（竹平寮）」の跡地であった。詳細はこちらをご覧頂きたい。このビルの9、10階が図書館になっており、10階には喫茶と食堂がある。この喫茶の眺望がスゴイのだ。

　食券でも買うのかとおもったら、ちゃんとウエイトレスが注文を取りにくる。試しに紅茶を注文すると、200円とのことである。200円だよ、200円！そりゃ、ドトールの180円には負けるけど、ちゃんとおねいちゃんが注文取りに来て200円。しかもがら空き状態。窓からは北の丸公園がはるか眼下に見下ろせるという絶好の眺望である。特に桜の季節は素晴らしいそうで、花見にはもってこいの場所とのこと。やるな、千代田区！敢えて言おう、ここは穴場だ！！！