TVキャプチャBOX「GV-MVP/RZ2」正面外観
アイオー・データ機器製外付けUSB接続のTVキャプチャBOX「GV-MVP/RZ2」の外観。外付け製品の中では、比較的大きな方に属する。


■TVキャプチャBOXを購入 (2005/09/17)

 ヨドバシのポイントが結構たまっていたので、以前より欲しかったTVキャプチャBOXを購入する。内蔵型か外付けかで悩んだのだが、ノートパソコンでも使用できることを考え、USB接続の外付けタイプを選ぶ。内蔵型であれば、今最もHOTなのが、アイオー・データ機器製の「GV-MVP/RX3」であろう。コイツはNEC μD61153Bを搭載しており、H/WのMPEGエンコードやゴーストリデューサー、3D Y/C分離、3Dノイズリダクションなどをワンチップ化している。このチップは、コピーワンス(CGMS-A)のデジタル放送番組を録画し、さらにそれを編集したりDVDメディアへ記録することができる初めての製品として、話題になっている。しかし筆者は外付け製品が欲しかった。残念ながら、このチップを搭載した外付けキャプチャBOXは、まだ発売されていない。そこで、比較的こなれた「GV-MVP/RZ2」を購入した。

 外付けには外付けの良さがある。使用する機器を選ばないし、この製品の場合、サービスコンセントやUSB HUB機能も搭載するといった芸の細かさがある。外付けということで、お値段は少々張ったが、せいぜい18,800円。たまっていたポイントで処理できた。まあ、デジタル放送は当分縁が無いし、主目的はビデオキャプチャなので、これでも十分だと思ったワケだ。

TVキャプチャBOX「GV-MVP/RZ2」背面外観
背面には、サービスコンセント、USB INとOUT、及びTVアンテナのINとOUTが備わる。電源はACアダプタでは無く内蔵しているので、取り回しはしやすい。本体筐体は、放熱板を兼ねている。

正面に配された入出力端子群
左側より、電源スイッチ、ステータスランプ、S入力端子、ビデオ入力端子、音声入力端子(L/R)及びUSB HUB出力が並ぶ。電源スイッチは、PCから認識されると青色に光り、認識されていないと黄色に光る。

 USB接続なので設置はカンタンである。接続するPCは、例によって35,000円で手に入れた、Pentium 2.8GHzのDELL製鯖(サーバ)マシン、SC-420。しかし、このサーバマシン、まさかここまで使われるとは、思ってもいなかったであろう。所詮鯖(サーバ)だもんなぁ。。。GV-MVP/RZ2には、TV、ビデオ表示/キャプチャソフトとして、「mAgicTV」というものが添付されてくる。mAgicマネージャを使うと、様々な細かい設定が可能となる。気になる画質設定であるが、「高画質」「標準」「長時間」の3種類が用意されており、それぞれのモードで設定値を細かくカスタマイズすることが可能だ。

 高画質はデフォルトで6.00Mbps、標準画質は4.00Mbps、長時間は2.00Mbpsに設定されている。それぞれ、0.5Mbps刻みで手動変更することができる。音声のビットレートも同様に変更可能だ。通常のTV放送であれば、デフォルトの長時間設定で十分である。MPEG2エンコードはH/Wで行われるため、USB 2.0接続であれば、コマ落ちはまず見られない。

 基本的な使い勝手は、全く問題無い。画質は、若干色が濃いかな?と思う部分もあるが、こちらも映像入力調整でカラーバランスを変更することが可能だ。一つだけ難点をあげれば、途中で本体の電源スイッチを切ってしまうと、OSを再起動させなければ認識されないことであろう。この現象が筆者マシンだけの相性問題なのかどうかは不明であるが、まあ、常時通電しっぱなしにしておけば問題ないので、別に気にしてはいないが。。。(PCの電源が切断されている時には、本体は自動的にスタンバイモードに入る。)

 まあこれで、ようやく筆者の鯖マシンも、人並みにTVが見られ、録画することが可能になった。35,000円の鯖(サーバ)PCでも、結構使い倒せるものである。

合掌!

mAgicTVマネージャの画質設定画面
「高画質」「標準」「長時間」の3種類が用意されており、それぞれ細かく手動でカスタマイズすることが可能。生成するMPGファイルの容量、ソースの画質等を考慮し、最適な設定で使用することができる。


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