■ レトロゲーム機　＃２ ■

１．ミニゲーム・プチプチ「セパレート」　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　株式会社テンヨーが発売したミニゲームシリーズの一つ「プチプチ」。これは
６種類あったと思われるバリエーションのうちの一つ「セパレート」という物で
ある。この「プチプチ」シリーズは、以下の６つのバリエーションが存在した。

１．別れさせる難しさ　　：セパレート　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２．難しさはゴルフ並　　：ホールインワン　　　　　　　　　　　　　　　　
３．くやしい程の難しさ　：ポジション　　　　　　　　　　　　　　　　　　
４．スキーより難しい　　：ジャンプ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
５．コントロールが難しい：ボールとリング　　　　　　　　　　　　　　　　
６．ウルトラＣの難しさ　：ブリッジ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　上記キャプションを見てもわかるように、このシリーズは難易度を重視して作
られたもののようだ。実際、「セパレート」をプレイしてみると判るが、それは
もうイライラするほどの難しさで、筆者などは途中で嫌になってしまった。あま
り難易度を高くするのも問題である。本体は６つのパーティションで構成されて
おり、各パーティションに６個の金属球を入れるという、言葉だと簡単なルール
である。その他のバリエーションも基本的にはこの「セパレート」と同様。　　

　なお、本体裏面に書かれている説明書きがかなり笑えるので、掲載しておく。
プチプチ・ストーリーと題して書かれた文章は、妙にリアリティがあるものの、
良く考えると「んな人いねぇよ！」とツッコミたくなるような内容だ。電話のコ
ードを指にからませるなんていう仕草は、携帯電話やコードレスホンが普及した
現在、理解できない人もいるのではないだろうか？　　　　　　　　　　　　　

　　プチプチ・ストーリー　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　　　
　　野口さんの家では、しばらく前から電話機のそばにプチプチ「セパレ　　　
　　ート」がおいてあります。家中の誰もが、電話をかけている間、つい　　　
　　それを手にしてしまうようです。時々、お話しよりもゲームの方に熱　　　
　　中してしまい、先日も、長女の洋子さんは「ちっともできないわ！」　　　
　　とさけんで、空いての人をびっくりさせました。でもおしゃべりを楽　　　
　　しむための電話なら、指にコードをからませるかわりに、ゲームをし　　　
　　てみるというのも、いっそう会話をはずませるかもしれませんね。　　　　
　　ただし、３分以内にできないと電話代が高くなりますからご用心！！　　　

２．ＴＯＭＹ　ＰＯＣＫＥＴＭＡＴＥ　人生占い　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　トミーのPOCKET MATEシリーズ「人生占い」。電池を使用しない、純粋にメカ 
ニカルな占いゲーム機だ。使い方は簡単で、本体上部に格納されている表示用の
カードをスリットから出して占いというもの。占い項目は「かこ」「みらい（男
性）」「みらい（女性）」「ＬＯＶＥ」「＄」の５つ。それぞれの項目について
５種類程度のカードが用意されており、それをランダムに出して占う仕組みとな
っている。１９７５年製造のこの占いゲーム、単純だが結構ハマってしまい、今
やっても面白い。なお、用意されているカードは、以下の通り。　　　　　　　

　　・かこ　　　　　　　　・みらい（男性）　　　　・みらい（女性）　　　
　　　いたずらっこ　　　　　博士　　　　　　　　　　プレイガール　　　　
　　　くいしんぼう　　　　　芸術家　　　　　　　　　おかみさん　　　　　
　　　おねしょ　　　　　　　ボス　　　　　　　　　　スチュワーデス　　　
　　　なきむし　　　　　　　どろぼう　　　　　　　　Ｏ．Ｌ．　　　　　　
　　　でべそ　　　　　　　　社長　　　　　　　　　　かんご婦　　　　　　
　　　天才　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タレント　　　　　　

　　・ＬＯＶＥ　　　　　　・＄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　うわき　　　　　　　　スッテンテン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　失恋　　　　　　　　　億万長者　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　かたおもい　　　　　　遺産相続　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　大れんあい　　　　　　びんぼう　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　大もうけ　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　人並み　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

３．１５　ＧＡＭＥＳ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　正確なメーカー名は不詳だが「Ｍ」というマークが付いているゲーム機。タイ
ルを並び替えて遊ぶもので、１から１５までの１５枚のタイルをスライドさせて
様々なパターンを作るという、素朴極まりないものである。ゲームの裏側には、
タイルパターンの例がいくつか掲載されている。プラスチック製のタイルの色と
いい数字のフォントといい、実に懐かしい雰囲気。