MobilePress 2000年冬号表紙

■MobilePress冬号と雑誌「萬」 (1999/12/17 - 12/18)

●1999年12月17日(金曜日)
 今週は出張があったりで非常に多忙であった。17日、技術評論社のモバイル専門誌である「Mobile PRESS」冬号が発売となる。今回の「波多利朗のFunkyCorner」では、Poqet PCとPoqet PC Plusを取り上げた。前回同様9ページ構成の記事となっている。前フリネタとしてはロシアカメラを取り上げ、KMZ社製造「KRISTAL」を掲載した。しかし、相変わらずPalm系の記事が多いな。まあ今が旬の携帯端末なのでしょうがないが、こうメジャーになってくると、あまり使いたく無くなってくるというものだ。記事中、CASSIOPEIA FIVAに「超漢字」をインストールするという特集があった。これは面白そうだ。さっそくやってみることにしよう

【2014年の追記】
MobilePress誌上では、毎回の連載で、前振りとして全く関係の無いハナシを1ページ程度入れていた。これはPCWAVE誌の連載から続けていた筆者のスタイルである。2000年冬号の前振りには、KMZ社製造「KRISTAL」を掲載している。このカメラは、ロシアカメラの中でも比較的タマ数が少ない製品だ。加えて、ペンタプリズム部分の造形がアールデコしている。デザイン面で出色の出来であり、合理的な西側諸国では絶対に採用されないような格好をしているのだ。因みに重量は漬け物石並に重い。詳細はこちらを参照されたい。


KMZ社製造「KRISTAL」外観。

KMZ社製造「KRISTAL」ペンタプリズム部分。

KMZ社製造「KRISTAL」軍艦部。


雑誌「萬」表紙

 吉祥寺パルコ地下二階の本屋「PARCO BOOK CENTER」で、怪しいカルト雑誌を購入する。ゆとり文化研究所愚童学舎発行、有限会社DANぼ発売の懐古文化総合誌「萬(よろず)」という雑誌である。今回の臨時増刊号は、廃墟の魔力と題して、国内の廃墟紀行を掲載している。廃墟マニアの筆者にとっては、願ってもない特集だ。しかし、カルトな雑誌もあったものだ。2,096円というのは若干高い価格設定であるが、内容の濃さはピカイチ。次号予告のページが空白で、発売日未定、特集未定とだけ書いてあるようなところも気に入った。「伊豆半島廃墟巡りの旅」では、まだ行ったことのない田方郡土肥町の「中外鉱業・清越金鉱山跡」が掲載されていた。比較的コンディションの良い廃墟で、トロッコ跡なども残っているとのこと。次回の目標はここに決定だな。正月休みにトライしてみる予定。しかし、今までにも結構廃墟を取材してきたものだ。

 ・丸山変電所廃墟
 ・同潤会鶯谷アパート
 ・帝国産金鉱業大仁鉱山跡
 ・鎌倉の謎の廃墟
 ・九段下にある謎の廃アパート

 といった具合だ。なんだ、たったの5ヵ所か。たいしたことないな。もっと探さなくてはならんな。。。

【2014年の追記】
筆者の廃墟撮影趣味が本格的になってきた頃である。まだ廃墟趣味はメジャーになっておらず、このような雑誌も当時は珍しかった。1999年末の段階で、取材した場所はたったの5ヵ所だったが、これが将来発展し、現在では57ヵ所にまで増えた。「廃墟系」のサイトを設立したのは、2002年になってからのことだった。

●1999年12月18日(土曜日)
 BEATに乗って吉祥寺のショップへ遊びに行く。500の修理は、もう少し時間がかかるみたいで、年内には戻ってくるとのことだ。そろそろ500禁断症状が出始めたようだ。あのオイルとガソリンの匂いを嗅ぎたくなってきた。長居するつもりはなかったが、ついつい店長さんと長話してしまう。これも考えてみるといつものパターンだな。現在画策していることは、ブレーキ系統の強化である。タンデムにすることと、ディスクブレーキを搭載するのが考えられるが、価格的にもタンデムが良さそうである。店長さんからクリスマスのプレゼントとして、2次コイルの新品を頂いた。メーカーはBOSCHでブラジル製だ。現状のコイルはかなりくたびれているみたいなので、整備の際、付け替えてもらうことになった。配色がなかなかカッコイイ!現在、タイミングチェーンの交換の他に、右後輪からのドライブシャフトノイズ、ダイナモブラシの調整を行う予定だそうだ。ただ、全般的な調子は極めて良いとのことで、安心する。ダイナモブラシの不良は、夜間運転中にGランプが点灯していることからわかったようだ。ブラシの接触が悪いようで、付いたり離れたりしているとのことであった。いずれにせよ、整備が終了するには、まだ若干時間がかかるようだ。

【2014年の追記】
500のブレーキシリンダーをタンデム化する計画は、その後止めることになる。理由はカンタンで、モノコックボディーの一部を切り取る作業が必要となり、ボディーの剛性が低下するためだ。確かにタンデムにすれば系統が冗長化されるので安心ではある。しかし、その代償を考えると、やはりオリジナルの状態で使うのが良い。ブレーキをこまめに点検すれば、事故には至らない。




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