フロントラゲッジ中央部分にあるウインカーリレーユニット

■ウインカーの修理 (1999/06/08 -1999/06/13)

●1999年06月08日(火曜日)
 外出打ち合わせで帰宅した後、あんまり天気が良くて爽やかだったので夕方500を運転する。近所を走りまわっただけだが、調子は相変わらずの絶好調だった。ただし、一点気になることが。いつも始業点検の一環として、ウインカーランプの点滅をチェックしているのだが、今日始動させてチェックすると点滅しないで点灯しっ放しなのである。5分くらい走らせると、ようやく点滅するようになる。ウインカーについては、前から点滅する間隔が長すぎるのが気になっていた。本腰を入れて調査する必要がありそうだ。

●1999年06月10日(木曜日)
 会社の帰り、西荻駅前の本屋の店先で雑誌を立ち読みしていたところ、背後で聞きなれた音が聞こえてきた。振り向くと鮮やかなブルーの500が走っていた。この街で走行しているチンクを見るのは、初めてである。練馬ナンバーで助手席に買い物袋を置いてあるところを見ると、近所に住んでいる方らしい。あっという間に走り去って行った。

●1999年06月12日(土曜日)
 吉祥寺に行きプリンターを購入する。今まで使用していた機種はEPSONの MJ-700V2Cという大昔の製品で、フォトプリントモードが使えないしでかくて重くてキレイじゃない。もう購入してから5年以上経過するので、まだ使えるが買い換えることにした。今回購入した製品は同じくEPSONのフォト・マッハジェット・プリンタ、PM-770Cだ。定価は5万円くらいであるが、39,800円で購入した。プリンタポートの設定で導入に若干てこずる。

 夕方500を運転する。とても梅雨とは思えない良い天気の一日だったのであるが、こう暑くなってくるとさすがに昼間の運転は辛い。機関は調子良いのだが、相変わらずウインカーについては始動後点灯しっ放しという不具合が出る。

●1999年06月13日(日曜日)

 昨日に引き続き良い天気となった。まるで夏である。早起きして、BEATの洗車を行った。500に構いきりで、最近BEATは週に一度洗車のために動かす程度になっている。これじゃあさすがに可哀相なので、今日はちょっと乗ってやることにした。とはいっても、近所のオートバックスに行っただけだから、たいして走らせたわけでは無い。こう暑くなってくるとエアコン付きの車はさすがに快適だ。

 オートバックスで500用のメンテ用品の数々を購入した。購入した商品は、下記の通り。

・徳用平型コネクタセット
・配線コード4m
・六角ボルト&ナット4φ(1パック)
・タイヤエアゲージ
・丸型端子6φ(1パック)
・丸型端子4φ(1パック)
・ビニールテープ
・NGK BP6HS プラグ2個パック

 今日は以前から気になっていたウインカー系統の修理を行うことにする。最近始動時にウインカーが点灯しっ放しという問題が発生していた。いろいろ調査してみると、この症状が現れた時は、ブレーキを数回踏むと直るようである。ブレーキを踏む=ブレーキランプが光る=電流が多く流れるということで、症状が変化するようなのである。もともとこの車、ウインカーの点滅間隔が異様に長いのが気になっていた。最初は、500とはこんなものだろうと思っていたのであるが、先日近所で見た500はちゃんと0.5秒程度で点滅していたので、やっぱり変だと思った次第。ウチの車は、点灯2秒、消灯0.5秒といった感じなのである。

 最初に疑ったのはアースラインである。今の500に付いているウインカーリレーユニットは新品であるため、これが故障しているとは考え難い。また、以前ブレーキランプが点灯しなかったということがあったが、アースが完全に取れていないのが原因だった。よって今回もアースが原因と思ったわけだ。アースを強化すべく、ボンネットについているスモールランプとウインカーランプの取り外しを行おうと思ったのであるが、ナット回しが無いため外せない。仕方ないので吉祥寺のショップへ行き、工具を借りることにした。
 ショップでは店長さんがダイナモ相手に格闘中であった。お邪魔にならないように工具を借りて、ショップの駐車場で修理を始める。フロントラゲッジの左右に付いているスモール2個とウインカーランプ2個のアースラインを、塗装を削って強化した。さらにボンネット中央についているウインカーリレーのアースも強化する。


Rolux社製ウインカーユニット、FLASHER-UNITの外観

 500のウインカーユニットはフロントラゲッジの中央上部、ガソリンタンクの上に位置している。アースラインを強化してテストしてみたが、症状に変化はない。ここでようやく不具合の原因は新品のウインカーリレーユニット本体にあるのでは?と思うに至った。リレーユニットはRolux社製V12-42W FLASHER-UNITが付いており、新品である。このリレーは、ドイツで生産されたものと、イタリアで生産されたものがあるが、どういうわけかドイツ製造のものは不良率が高いそうなのだ。あいにくとイタリア製品の在庫が無かったため、ドイツ製品の別物に代えてみたところ、いともあっさりと直ってしまた。

 ユニットそのものは外側がアルミに覆われており、電解コンデンサーのような形状をしている。端子は3本出ており、54、+15、Kと表示されている。まさか新品の部品が初期不良だとは思い付かなかったため、結構な時間をかけてしまった。とにかく、これで電装系のほとんどの不具合は解消することができた。

 さて、遅れていたエンジンのセミO/Hであるが、どうやら06/15(火曜日)に持ち込みとなりそうだ。最初に、懸案であったヘッドレストを装着するべく、シート屋さんに持って行くそうである。工場は立川にあるため、そこまで運転していくことになりそうだ。

【2014年の追記】
ウインカーリレーの不具合が治り、正常に点滅するようになった。新品が初期不良だったとは、思いもよらなかった。修理は推理であると言われるが、その通りだ。当時はまだ、シートにヘッドレストを組み込むことを想定していた。このまま進めていれば、オリジナルのシートにヘッドレストがニョッキリと生えているという、極めて無粋なインテリアになってしまったことだろう。





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