1995年05月号:波多 利朗のFunky Goods
愛しのFunky小物コレクション<その1>



 波多 利朗の Funky Goods連載の第15回目。当初6回程度ということで始めた本連載だが、気が付くと一年以上も継続していた。ジャンクな記事もそろそろネタ切れとなって来たので、趣向を変えて筆者が集めた小物について二回に分けて紹介することとした。今回取り上げた製品は下記の通り。

 上記のうちTravel Floppy 144とThinCard Drive TMD-650については、パームトップマシンと母艦のデスクトップマシンとの間でデータをやり取りする際には大変重宝した。特に後者は、付属のケーブルでパラレルポートに接続してドライバソフトをインストールするだけでPCMCIAカードの読み書きが可能となるというスグレモノで、パームトップマシンのデータのバックアップを作成するのに大いに役立った。

 P.C.AIR CONDITIONERは、前年の11月に訪れたCOMDEX Fallで見付けたもので、本誌に掲載した「裏コムデックスリポート」でも紹介した。今回、製造元からサンプルの提供を受けたので本稿で紹介したものである。一見、冗談のようにも見える製品だが、実際にマシンに組み込んでみると、十分な冷却効果が得られファンの動作音も静かな実用的な製品で、個人的には結構気に入ってしまった。




 本稿では、PSION Series s3a用の日本語テキストファイルビュワーについても紹介している。筆者の知人の柴隠上人稀瑠冥閭守(Kerberos)氏が、PSIONのソフトウェア開発キット(SDK)を用いて試作したもので、日本語のテキストファイルを選択して閲覧することが可能だった。同氏は、このプロトタイプをもとに簡易日本語エディタのJEditを開発し、PSION Series s3aでの日本語利用に道を開くこととなった。記事の注釈欄に、開発キットの小さな写真が掲載されているが、まるで電話帳のような分厚い三冊のマニュアルには圧倒されたものだ。