■1994年08月号:Funky Goods in 秋葉原 第5回
ジャンクでつくるIBM PC/XT <その4>
(PP102〜105掲載)
Funky Goods in 秋葉原、連載の第5回目。ジャンクでつくるIBM PC/XTシ
リーズの4回目である。今回で、シリーズは完結となる。今回のテーマは、
PC/XT上で日本語環境を構築すること。たまたまプロサイドのアウトレット
で見かけた日本語入出力ツール、「甲賀忍者」をインストールして構築して
みた。「甲賀忍者」は、DOS/Vのようにソフトウエアで日本語環境を構築す
るのでは無く、漢字ROMを実装したボードにより、純粋にハードウエア的に
構築する。対応しているビデオカードは、EGAカードのみとなる。そこで、
やはりジャンクで購入した、GENOA社製グラフィックスカード、EGA ULTRAを
使用した。なお、「甲賀忍者」では、日本語FEPとしてEGBridgeを使用し
ている。
本編はたかだか4ページの記事ではあったが、動作テストにかかった時間
は半端ではなかった。日本語を表示させるまでのトライアル&エラーは、そ
れは大変なものだった。内容のマイナー度とカルト度は、Funky Goodsの連
載中でも非常に高い方であった。
この号の本誌特集記事は、「あなたのPCはTVの皮をかぶっていますか
?」であり、PC/AT互換機用TVチューナの紹介であった。IBM PS/V Vision等
が登場している。Chicagoのマーケティングβが、アメリカで2万枚配布さ
れたのも、この頃である。また、NECがPCIバス搭載のデスクトップマシンを
発表し、PC98とIBMPCとの融合が囁きはじめられた。80486DX/2搭載のデスク
トップマシンに、DX/4を取り付ける、通称「ゲタ」と呼ばれるボードが出現
しはじめてきた。ヤマハの4倍速CD-R、CD EXPERTの製品紹介も掲載された
が、本体価格が60万円、ライタソフトが20万円と、一般への普及はまだまだ
の状態であった。この頃の一般的なデスクトップマシンのスペックは、
CPUが80486DX/2もしくはDX/4、メモリは標準で8MB、バスはVL、HDDは 340MB
といった感じである。
・1994年08月号 Page1(P102)
・1994年08月号 Page2(P103)
・1994年08月号 Page3(P104)
・1994年08月号 Page4(P105)
(補記)
本号のニュースで特徴的な項目をさらに2つ。一つはNextGen社がx86互換のCPU
Nx586ファミリの国内販売を開始したという記事。RISC86アーキテクチャ搭載とい
うことで話題になった石だが、いつのまにか雲散霧消してしまい、今となってはコ
レクターズアイテム化している。入手しておけば良かったと、今更ながら後悔。
もう一つは、PCCショウにMotorolaがEnvoyを出品していた記事。「モーバイルの
未来は見えたか?」とのサブタイトルに、あのGeneral Magic社が開発したMagic
Cap、Telescriptをサポートした、先進的通信端末として華々しく登場した。これ
も、今となっては覚えている人すらいない状態。諸行無常と言うか、何と言うか。